令和3年11月時事解説・時局分析|藤原直哉理事長(第70回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会)

令和3年11月の時局講演は、収録コンテンツ音声・動画(藤原理事長の時事解説・時局分析)・レジュメ・質問回答(会員さんからの事前質問へのテキスト回答)をお届けいたします。

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お好みの方法にて、内容を深めていただき、皆さまの日々の暮らしにご活用いただけましたら嬉しいです。


(1)内紛に次ぐ内紛
・総選挙は内紛の始まり。保守も革新も
・新自由主義を推進する勢力とそれを押しとどめる勢力
・企業も組合も他の組織も、個人の思惑による寄せ集め集団は内紛ばかり

(2)コロナの行方
・ワクチンを早期に大量に打った国は感染と死者の増加が今頃急激に
・ワクチン強制を進める国はメルトダウン状態に
・コロナを使ったショック・ドクトリンは失敗した

(3)国際金融システムはどうなるか
・最大のリスクは偽バイデンの偽が公知の事実になった時の混乱
・バブル末期のチキンゲームが続いている
・中央銀行は金融を締めようとしている
・史上最大規模のバブル崩壊は意外なきっかけでスタートする可能性
・ドルは世界同時破綻でトランプ・ドルの登場では

(4)アフターコロナを生きる
・20世紀の残骸がどんどん消えていく
・21世紀は自立とヨコの連携
・行動しないと何も始まらない
・すでに曙=日の出が広がっている。来年は情で再生のパワーを


\質問回答/
毎月収録時に、会員限定の質問・メッセージ受付をしております。 ご質問・メッセージをお寄せくださった会員の皆さま、ありがとうございました! (お寄せいただいたテキスト投稿原文のまま掲載しております)

  1. いつも的確なお話ありがとうございます。予想されていたとおり世界的にインフレが進行していますが、今後の日本の物価動向についてあらためてご教示ください。また、抽象的な質問になってしまいますが、現段階から見た世界及び日本の金融のトレンドをあらためて総論的にまとめたお話をお願いします。

    (回答) 総括については今日の講演をお聴きください。

  2. 英皇室はThe Firmであること興味深く拝聴いたしました。皇室の明治以来の統治体制での位置づけ、役割、国家神道における天皇。その下で国民が長く人権、自由の侵害に苦しんできた歴史的事実は終戦後も闇の中に閉ざされ、人々には知らされることがないまま続いて、それが国民の深層での精神的醸成を長きにわたり妨げていると思われます。

    (回答) 英国と同盟関係を結ぶことで明治が始まりましたので、それは当時の選択としてやむを得なかったと思います。ただ、もうその時代が終わったので真実を公表して元に戻るべき時だと思います。

  3. 藤原先生こんにちは。八王子市南大沢近くの上空が湘南方面から横田基地に着陸する飛行機のルートになっていますが一か月前から東京都心方面からもFA18ホーネット戦闘機が編隊で横田方面へ向けて低空飛行をするのを頻繁に見かけるようになりました。更に二、三機のヘリコプターが戦闘機が飛行したあとを巡回します。有事は起きそうですか?

    (回答) いま、日本の近くで戦争という話は聞いていません。

  4. お世話になります。日本政府が米国債を売却できるようになる条件について、御解説を御願い致します。

    (回答) 日米同盟を終わりにすれば自由に売れます。

  5. 深い洞察力に感銘をしながら拝見しています。半導体の在庫不足が言われています これから国産化の拠点作りも模索されると思いますが 環境への配慮のバランスを考えないとサスティナブル社会から離れてしまうと思っています ご意見をお聞かせ頂けたら幸いです。さらにSDGsな経済企画庁が藤原先生の主導で出来たらいいと 思っています。

    (回答) 半導体の投資は極めてカネがかかって大変です。果たして日本で本格的なものを再建できるかどうかですね。SDGsもまだお話だけの部分が多く、もう少し世の中が進展しないと具体的にいつどうなるか見えてこないですね。

  6. 先月の時事解説の中で、藤原先生が共産主義が世界を統治し始めて居る事を、少し話されたと思いますが、もう少し詳しく話しをして頂ければと思います。 又それが事実として在るならば、今後の日本国民はどの様な心構えが必要でしょうか?

    (回答) 共産主義ではなく社会主義ですね。今日の講演をお聴きください。明るく温かく生きると、彼らが付け入るスキがなくなります。コロナを見てもわかるように、ウイルスには自然免疫をつけるのが一番確実です。

  7. 本日は投票日当日、テレビ、ラジオは異様な静けさです。国民民主と立憲民主を民主党と書かせたり、お陰で無効票に。自民の戦略でしょうか?れいわの財政出動、維新のbiでの一本等、乱暴な話も出ています。MMTについては誰一人として明確な解説がないままです。イエレンの米国は流石にQEからQTへの路線変更を言い始めました。

    (回答) 政治はどこも内紛ばかりです。

  8. 自公維で衆議院選挙で3分の2となりました。憲法改正がされ、日本に人権がなくなってしまうのでしょうか。公明党も反対するかもしれませんが、信用できませんね

    (回答) 憲法改正など全く無理です。これから与党も内紛に次ぐ内紛です。

  9. 今回衆議院選挙は、野党共闘失敗だと思います。これでは一生自民党には勝てません。自民が議席を落としても、維新が代わりとなり、自由主義勢力が拡大します。野党はどうやったら勝てるのでしょうか。日本には絶望しかありません

    (回答) 中道が中道左派の野党を作る必要があります。  

  10. 自民党単独過半数割れとはいかないようです。小選挙区をみると、立憲民主党の議員が弱すぎるような気がします。もっと共闘していれば勝てたと思います。自民の有力議員の選挙区を見ると、共産や社民、れいわの議員ばかりで、票をとりいこうと意識がないと思います。今回の最大の失敗は立憲のだらしなさだと思います。

    (回答) 立憲もこの先は内紛に次ぐ内紛で、結局与野党共に内紛で自滅すると思います。

  11. 今回総選挙も蓋開ければ自民(1日未明時点)と代わり映えしない結果。一方大物議員落選もありそこは変化の始まりとも見受けられます。政党政治の限界と比例制による敗者復活という民意が反映されない選挙制度も、小選挙区あわせ抜本的改革が必要ではと思います。投票したい政党も人もいないのが本音です。

    (回答) 政治が世の中を変えることはないですね。世の中が変わると政治が変わります。世の中を変えることが先決です。

  12. 先日、邦銀のドル資金の不足が問題となっておりました。それが円安・ドル高にもなっているとの事ですが、問題は日本の海外への債権が不良債権になっている事であると思われます。その辺の事を少し詳しく解説願います。

    (回答) 世界最大の債権国として海外に投資した分が軒並み不良債権になっているということです。そのためそれらの債権が資金調達の担保にならず、無茶なドル買いをするので円安になっているのだと思います。

  13. 総選挙が終わり第二次岸田内閣がスタートしますが、内外を取り巻く情勢は大変厳しく、自民党内が分裂している状況の中での政権運営はかなり厳しいと思われます。その辺の見通しを解説願います。また維新の会の議席が増えましたが、バックに竹中平蔵がついており、改革の名を基に新自由主義経済の推進をやる懸念がありますが、如何でしょうか。

    (回答) 内紛に次ぐ内紛だと思います。特に保守は新自由主義で復活させるかどうかで路線闘争です。

  14. 昨日の選挙で自民党が絶対安定多数を確保してしまったため、早速株式市場は爆上げしていますが、これから日本バブルが起きると個人的には思っていますが、理事長はバブルは起きるとお考えでしょうか?その場合、期間は長期?それとも短期で起こるのでしょうか?

    (回答) 年内にはバブルも最終的に弾けると思っています。

  15. 藤原先生、こんにちは。私達民は、世界は国ごとに成り立っている、と教えられてきましたが、国や宗教などは人々を統治するための手段として使われていると考えます。もし、そうであるとしたなら今までの戦争で亡くなった人々は、地球を我が物顔の王族の胸三寸、手の平の上で殺されたに等しい。この構造は破壊することは可能なのでしょうか。

    (回答) ディープステートのみならず、近代の構造全体、さらには3大宗教登場以降の歴史そのものが終わろうとしていますので、逆にもう元に戻すことはできなくなったと思います。

  16. コロナウイルスが、地球を覆い国ごとの差はあれど、ワクチンパスポート等の政策を見ていますと、どの国々もほぼ同じ政策です。これはNWOが完成されたのではないかと考えます。このような中、オ-ストラリアの罰則型戒厳令が酷いですが、自民党が安定多数をとった日本でも罰則型戒厳令など非人道的な行いにでるのではないでしょうか。

    (回答) いえ、ワクチン強制をしている国の方がごく少数です。目立つだけです。日本でも行いません。ワクチンを使った社会主義化は失敗したと思います。

  17. 藤原先生が、考えられておられます今後の大変革のスケジュールや進み方を教えて下さい。

    (回答)  今日の講演をお聴きください。

  18. 選挙結果は、我が山口はさすが維新。四区とも自民ゆるぎなしでした。テレビ新聞は普段見ないのですが四人の当選者万歳シ-ンに岸の本人姿は見えずご夫人がまん中。兄のあべちゃん。なにか元気なさそう。となりの麻生ちゃんは相変わらずかはわかりませんが。何か大きな変化が起きているのかなと思い。やはり岸は体調不良ですかね。

    (回答) 安倍家も岸家も健康問題には苦労していると聞いています。

  19. 藤原先生、いつもありがとうございます。日本で不動産バブルが起きる可能性はないでしょうか。オリンピック以降も東京都心部では新築ビル、住宅地でもマンション、戸建ての建設を多く目にし異様さを感じております。

    (回答) もちろん、日本でも程度の差はあれバブル崩壊の波がやってきます。民需の不動産開発は止まっていくと思います。

  20. 昨今値上げが色々の商品で起こっていますが、やはりこれからインフレに向かって行くのでしょうか?一部商品は確かにデフレのままのようですが、生活必需品や食料はインフレだと思います。日本でハイパーインフレが起こることは考えられないでしょうか?

    (回答) 日本の場合はリーマン危機の時と同じように物価は危機の発生によって下がっていくと思います。

  21. 石油、ガス、電力などの値上げ、石炭ガスなどの規制これらは後ろに利益を得るチームが意図して煽っているのでしょうか?

    (回答) 彼らも無理に値上げしないと生きていかれないところまで追い詰められていると思います。

  22. トマピケティフランスの経済学者ですがの2021年の資本論に膨大な資料を使い資本所得と労働所得の差が大きくなると言ってます。アメリカの若者達の間で話題になり社会運動にも成りました!日本でも来年度から年金の支給を平均年5.5万円下げ2012年から企業の内部留保が110兆円コロナ禍では7兆円増についてどう思われますか 

    (回答) やはり、企業の内部留保を社会の下支えと新しい投資に活用しなければなりませんね。企業には強く迫っても良いと思います。

  23. 方や中澤保幸さん日銀を退職されてこれからは「お金」ではなく「つながり」を大切にする地域貨幣「志金」「志民」による経済といって地方と都会をつなぐ活動を始められている方もいます!私は藤原先生がおっしゃる何らかの形でのベーシックインカムが必要だし、それにより誰しもが能力を発揮できる社会が出来ることが素晴らしいと思います!!  

    (回答) 勤労や所得の意味も20世紀とは変わって、もっと広く社会貢献ということにする必要があります。今の社会貢献に対して、いま年金を払うという感覚でしょうか。それがこれからの所得ということでしょう。

  24. オーストラリアなどはワクチンを打たないと預金封鎖など、始まっているようです。オーストラリアはなぜそこまで強硬に実施するのでしょうか  

    (回答) 講演の中でお伝えいたしました。ひとつの作戦だと思います。

  25. 国民民主党は維新と連携するとあるので、新自由主義勢力なのでしょうか。国民民主の支持基盤は一部の連合だと思いますが、売国奴のような維新と連携することでメリットがあるのでしょうか  

    (回答) 国民民主党は新自由主義ですね。原発推進の電力労連も入っていますし。自民党の別動隊だと思います。

  26. 維新の代表選挙がありますが、松井氏、吉村氏、馬場氏ともに党首に立候補しないそうです。この勢いなら、参議院選挙でも勝ちそうですが、なぜ党首に立候補しないのでしょうか。それ以上の党の拡大は難しいと考えているのでしょうか  

    (回答) 維新は大阪の選挙に勝ちましたが、選挙に勝っただけで、それ以上の何かはないのでしょう。松井も辞めると前に公言してますから出られませんし、維新もこれから深い内紛かもしれません。

  27. 国内政治よりも米中の経済・政治動乱に目を向け、後者の崩壊による動きに注視すべきという理事長の話に未来を感じています。時代劇の最後のような悪あがきが展開していますが行くところまで行かないと人心は変わらないのでしょうか。人間性尊重社会への移行には信仰心が必要だと思います。祈ること行動すること、それができることでしょうか。  

    (回答) コロナ禍でよくわかりますが、何教であれ、信仰のしっかりしている人は揺らがないですね。信仰を持っている人の力は乱世ほど生きてきます。

  28. 先月のNSPの総会、講演会の中で今年度は人間性を尊重した活動をやっていくとの事でしたが、どのような事を考えておられますか。例えば以前結成した「人間性尊重経済人連盟」の活用なども考えておられますか。  

    (回答) 連盟ももう一度やろうと思っています。具体的には今年いっぱいの世の中の様子を見て決めたいと思います。


「日本の村々に人たちが小さい小さいよろこびを追っかけて生きている ああ美しい夕方の家々の窓のあかりのようだ」昭和62年12月26日 椋鳩十

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\今後の活動日程/
12月から会場開催の予定です。今後の感染状況など鑑みながら会場開催・収録切替の判断をさせていただきます。

第19期活動日程随時更新中です!

前期・第18期(2020年10月〜2021年9月)の活動紹介は、こちらからご覧ください。

わたしたちのこれまでの活動記録(第7期〜第17期)は、こちらからご覧ください。


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2021-11-03

藤原直哉


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