2019年2月時事解説・時局分析|藤原直哉理事長(第39回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会)

第39回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会

午前の部/藤原直哉理事長の時事解説・時局分析の音声・レジュメをお届けします。

音声mp3はこちらからダウンロード

恐慌の始まりと社会主義の台頭
(1)急激に世界が不景気になってきている
・年末年始の大暴落で金融経済の背骨が折れたのでは
・FRBも金融引き締めの終了を考え始めた
・巨額の投資資金が抜けて暴落。あとは日銀買いと自社株買いだけ
・英国のEU離脱と米中貿易戦争は既に不可逆的変化を起こしている
・日本も世界もリストラの嵐が始まろうとしている

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(2)恐慌の展開を考える
・金融ー>産業ー>生活恐慌と順番に進展せずに同時に進展では
・金利と株価に極度にリンクした金融、経済、財政、生活
・自己資本がほとんどない状況での急激かつ巨大な資産価値の下落
・バブル崩壊を想定せずに政府や企業や家計を運営していた結末
・バブル時代のリーダーシップは総退陣を迫られる

(3)欧米で社会主義が台頭しつつある
・極右しかなかった政治にラジカルな左派、社会主義が急速に台頭中
・フランス、イタリア、米国で起きつつあること
・大企業と富裕層に対するボトムアップの攻撃と階級闘争
・ストライキが変える企業経営。株主の時代から従業員の時代へ
・所得の分配、所有と支配の構造が変化している

(4)日本も政治経済の流動化が進んでいる
・統計のねつ造がもたらす政治破壊の迫力と今後の安倍自民党政権
・内部分裂と真相暴露で溶解が加速する日本の旧体制
・日本でも極右と左派の時代が来ようとしている
・急激に始まった日本企業のリストラで日本の光景も一変

(5)世界は下克上の時代に
・テロ戦争の終結、冷戦の終結、そして英米の世界からの撤退
・ドイツと中国の共倒れ、多国籍企業の没落、資源国の溶解
・止まらぬボトムアップと体制の流動化
・混乱の先に見える新しい時代をイメージできるか否か

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ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

◎次回は、3月23日(土)10時半~、ブロックチェーンによって、今起きている変化、これから起きる変化/第40回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会@アットビジネスセンター東京駅(JR東京駅・八重洲口より徒歩圏内)にて行います。
*詳細&お申込は、こちらからお願いいたします。

初めての方、お久しぶりの方も、大歓迎です。ぜひお気軽にご参加くださいませ。

◆認定NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)は、NSP会員の皆さまからいただきました年会費・ご寄附を原資にアーカイブづくりをしています。ありがとうございます。


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